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FLOOD PLANNING 高水計画

河川を整備するための基本となる流量(または水位)を計画しています。主に、過去数十年の降雨量データの分析や確率処理、流出解析による流量計算、ダムや遊水地などの洪水調節施設計画などを行い高水計画を立案します。近年では、地球温暖化の影響(大規模洪水の頻発など)を踏まえ、将来的にも安全安心な国土形成に向け気候変動を考慮した河川整備を進めており、私たちはその一端を担っています。

流出解析結果と確率計算結果

RIVER CHANNEL PLANNING 河道計画

基本となる流量を安全に流せるように、具体的な河道の整備方針を計画しています。例えば、100年に一度の大雨が降っても河川が氾濫しないよう、河道断面の拡幅、堤防の強化、河道内樹木の抑制など、不等流計算や浸透流解析、河床変動解析、氾濫解析等を駆使し将来的な変化も想定した河道計画を立案します。

河床変動解析結果
浸透流解析結果
氾濫解析結果

INLAND WATER ANALYSIS 内水解析

水害は、堤防決壊により河川から水が溢れるだけでなく、低い土地に集まった水が河川に排出することができずに住宅地や田畑などに水が溢れる内水氾濫による水害も存在します。当社は、内水解析モデルの検討や内水を処理する施設設計を行っています。

ENVIRONMENTAL CONSERVATION 環境保全

河川は、降った雨を海まで流す水路という役割(治水)に加え、魚や鳥、昆虫や草木など多様な生物の生息場という役割(環境)もあります。治水と環境を両立させるため、河道計画段階や構造物設計段階で様々な知見を取り入れながら業務を進めています。例えば、

  • 魚類調査により生息する魚に必要な水深を確保できる河道断面の計画や魚道の設計
  • 多様な生態系を創出できるよう、画一的ではなく自然的な河道形状を計画
  • 樹木調査により希少種や在来種を把握したうえで、これらへの影響を抑制する河道掘削計画の立案
治水と環境の両立を図った河道計画の一例
魚類調査結果